後悔を消す方法|過去の失敗から自由になる12個のステップ
『なぜあの時、あんなことをしてしまったのか・・』
『もしこうしておけば・・』
「後悔しないように生きよう」などと言われますが、おそらくこれまでの人生で後悔がない人は1人もいないでしょう。
その気持ちも、失敗した直後だけであれば救いがあるのですが、長い年月が経った後もことあるごとに頭をもたげ、場合によっては人生そのものを台無しにしてしまうのが後悔です。私たちの感情のうち、後悔の感情というのは最もやっかいなものの一つです。
好きだったのに別れてしまった恋人、勢いでやめてしまった仕事、勢いで買ってしまった高級品・・どんなに嘆いても恋人も仕事もお金も時間も戻ってきません。
私も後悔しまくってきた1人です。昔にやってしまったことや、逆にやれなかったことなど、何年も経過したあとも思い出し、耐えられない気持ちになることがあります。
わかりきったことですが、後悔してもいいことは全くありません。後悔することで気分は沈み、行動力が奪われ、本来できたこともできなくなってしまいます。
そんな後悔を消す方法をシェアしたいと思います。
1. 紙に書き出す
後悔している最中って、頭の中で同じことを何回も考えてしまいませんか?繰り返す度にその後悔は強くなり、うつ病などの病気になってしまうこともあります。
「何を後悔しているか」を紙に書き出すことで、曖昧な思考を言語化することになり、言語化されたものを客観視することもできます。頭の中にあるものを自分の外に出すことで客観的に対処法を考えられるようになります。
可能であれば、あなたの後悔を信頼できる人に話しましょう。人に話すためには説明できるだけの情報が必要なので、紙に書く以上に客観的に自分を見つめることができます。運が良ければ、自分では思いもつかなかったコメントがもらえることもあります。その何気ない一言で一瞬で後悔が消えることもありますよ。
2. 関係ないことをやる
人間は一度に一つのことしか考えることができません。じっと考え込んでしまったときは、料理、掃除など、嫌々でも他のことを始めると、いつの間にか暗い感情は吹き飛んでしまうでしょう。
もし気分が落ち込んだ時に家の中にいるの場合、すぐにでも外出するべきです。人間の思考は場所や環境と密接に結びついています。外に出るだけで一瞬で思考を変化させることができます。
3. トリガーを探す
昔の写真などが、特定の感情を呼び起こすトリガー(引き金)になることがありませんか?もし○○を見ると昔のことを思い出してしまうのであれば、できるだけトリガーを見ないようにしましょう。物であれば捨ててしまうのがベストですが、普段は目に見えないようにタンスの奥にしまっておくだけでも効果があります。
4. コップ一杯の水を飲む
うつ状態にある人は脳内の血流が悪くなっていると言われます。脳の血流悪化は気持ちの落ち込みと直結しているのです。逆に脳の血流を良くすると気分が良くなりやすいということです。
脳の血流をアップさせる一番簡単な方法は、コップ一杯の水をぐいっと飲むことです。水分アップ=血液アップすることで、脳内のドーパミンやセロトニンなどの幸福物質が増えてポジティブな気持ちが出やすくなります。
5. 運動する
体を動かすことで、脳の血流アップによる幸福ホルモン、快楽ホルモンの分泌、思考対象を変えるなど、感情面で多くの効果があります。散歩、ダンスなどリズム性の運動であれば、セロトニンという幸福ホルモンの回路を強化して、悩みがちな体質の改善にも効果があります。
6. 号泣する
後悔にさいなまれている最中、脳は軽度の緊張状態にあります。涙を流すことは、脳内の緊張を解きほぐし、一気にリラックスさせる効果があります。号泣した後は眠くなるのも緊張⇒リラックスの効果だと言われます。絶対に泣ける映画などを用意しておくのもオススメです。
7. 規則正しい生活をする
感情が負のスパイラルに入ってしまう時、大切なのは感情に目を向けるよりも、行動に目を向けることです。頭がぐちゃぐちゃだと、部屋もぐちゃぐちゃになったりしますが、その時は頭よりも部屋を掃除しましょう。時間通りに起き、仕事をして、出かける、という日常生活に集中することも大切です。
睡眠の質を上げるためにも、規則正しい生活リズムが大切になります。
脳内の思考を止める、という意味で最強の方法が眠ってしまうことです。なかなか寝られない場合、掃除、運動、涙など、他の方法を組み合わせてみましょう。
8. もし「あのこと」がなかったら手に入らなかったものを考える
「大好きな恋人と分かれてしまったけど、今の恋人と出会えた」など後悔の原因となる行動によって得た物もあったはずです。それは過去の失敗や過ちがなければ手に入らなかったものなんです。失ったものだけでなく、手に入れたものをちゃんと評価してあげましょう。
9. 行ったことがない場所に行き、やったことがないことをやる
毎日同じ事の繰り返しだと、人は未来よりも過去を考える傾向があるように思います。今まで行ったことがない場所、やったことがないことをやってみることで、過去よりも未来に目を向けるきっかけになります。
10. 後悔を反省に変える
感情的には落ち着いても、後悔の気持ちが消えない場合、徹底的にその時の行動を分析してみるのも手です。自分の行動パターンが見えてくれば、将来の失敗を防ぐこともできます。そうやって私たちは成長することができます。
11. 映画の主人公になる
裕福な家庭に生まれ、何の不自由もなく育ち、勉強もスポーツも恋愛も完璧で、なにも失敗がない人生・・・そんな主人公の映画があったら見たいですか?その主人公に後悔はないかもしれませんが、映画の観客にも、おそらくその主人公にも『感動』はないでしょう。過去を乗り越えていくからこそ、感動的なストーリーになります。私たちはそのストーリーの途中にいる、ということです。
12. 未来の計画や目標を立てる
定期的に将来の計画や目標を立てることで、過去よりも未来を考える習慣を身につけることができます。一度習慣として身につけば、必要以上に過去に囚われることもなくなるでしょう。後悔とは読んで字のごとく、過ぎ去った過去を悔やむことです。未来に後悔は存在しないのです。
まとめ
後悔を消すためのポイントは3つです。まず後悔というマイナス感情の嵐を止めること、つぎに主観的な感情ではなく事実を客観的に見つめること、最後に、過去に集中していた視点を、現在そして未来へ向かわせてあげることです。
そうすれば、失敗や過ちという事実があったとしても、後悔という感情を消すことができるはずです。失敗しない人はいません。間違えない人もいません。過去に囚われず、現在を生き、未来を夢見ましょう^^