後悔のない幸せな人生を生きるための12個の方法
もし、あと5日しか生きられないとしたら?
やり残したこと、会いたい人、行きたい場所、色々なことを思い浮かべると思います。
でも1つだけ確実なことは、全ての目標を達成することも、全世界のあらゆる場所を巡ることも、今まで出会った全ての人に再び会うことも、絶対に叶わないということです。
残り5日であろうが、残り50年であろうが、人生は限定されています。
小学生の頃、無限に思えた夏休みが気がつけば終わってしまったように、人生も気がつけば終わってしまいます。
何を持って成功とするかはもちろん人それぞれですが、少なくとも最後の瞬間に後悔したら、それは成功ではないと思います。
あらゆる物事を成功させるためには準備と努力が必要なように、人生を成功させるためにも準備と努力が必要です。
そこで、何を準備して、何を努力するべきか、私なりの意見をシェアしたいと思います。
1. ライフワークを持つ
ライフワーク=人生の記録と言われていて、人生の成功には不可欠だと言われています。
『自分』とは何か?と考える時、多くの人は『記憶=自分』という答えを導きます。その『記憶』の軸になるのがライフワークです。
ライフ『ワーク』といっても、『仕事』だけを指すわけではなく、人生の『テーマ』といった方がイメージしやすいかもしれません。
『コミュニケーション』『教育』『健康』など思いつくままに単語を書き出してみて、無意識に惹かれるものがあれば、それがライフワークのヒントになると思います。
私はコレをやっている。私はコレをやってきた。そう思えるだけで自分の人生に一貫性が生まれるはずです。
2. パートナーを持つ
最近では夫や妻のことを『パートナー』と呼ぶことが多いですが、英語ではより広い意味で、人生を共に生きる仲間を含めて『ライフパートナー』と呼ぶことがあります。『親友』『同士』を含めたニュアンスですね。
男性は定年退職後に元気がなくなる人が多い一方で、女性は老後に元気になる人が多いのは、このライフパートナーの存在の有無が影響しているのだと思います。
私の知る限り、結婚していても幸せな人もいれば、不幸な人もいますが、ライフパートナーと呼べる人がいないと、間違いなく孤独です。
婚活ブームですが、もっと視野を広くして、ライフパートナーを探してみるのもよいのではないでしょうか。
3. 人に与える
最晩年を迎えた時、「もっともらっておけばよかった」と思う人はほとんどいません。逆に「もっと与えておけばよかった」と多くの人は考えます。
受け取ることよりも、与えることのほうが大きな喜びとして残るようです。与えることは自分の意志が関わっているからかもしれませんね。
どうやったら受け取れるかよりも、どうやったら与えられるか、ということをできるだけ考えるようにしてみましょう。
4. 挑戦する
『やらずに後悔するよりも、やって後悔するほうがいい』と言われますが、真実だと思います。
何かを始めることに私たちは本能的に恐怖を感じます。私たちの潜在意識は変化を嫌います。行ったことのないお店に行くだけでも緊張するのですから、人生を変える選択であればなおさらです。
ところが、毎日通っていたお店が突然閉店してしまうことなどしょっちゅうです。変わらないものはありません。
どうせ変化するのであれば、自分から変化する勇気を持ちたいものです。
挑戦し、努力を続けていると、『ゾーン』と呼ばれる状態を体験することになります。
『ゾーン(zone)』とは最高の集中状態のことです。自分の持っている全てを発揮している状態で、ゾーンに入っている時、スポーツ選手は完璧なプレイを行うことができると言われ、仕事や勉強でも驚くほどの成果を出すことができます。
極度の集中状態と言われますが、同時に『至高体験』とも表現されます。
私自身も「これがゾーンか」と思えるような体験は何度かしていますが、なぜ『ゾーン』を体験することが大切なのかというと、大きな成果が出るからではなく、『ゾーン』の状態そのものが最高に幸せだからです。
5. 本当の欲求を見つける
私たちは繰り返し言われたことは『正しい』と信じてしまう性質があります。みんなが良いということは良いと思ってしまうのです。
自分が欲しい物、自分の目標、それは『本当に』あなたの欲求でしょうか?
どこかで誰かが言ったことを自分の意見だと思い込んでいる可能性が高いのです。
例えば収入面では『年収1000万』ということがよく言われますが、なぜ300万でも1億円でもなく『1000万』なのでしょうか?
もしその目標に明確な『理由』が見つからなければ、それはきっと人の意見を信じているだけです。
自分の欲しい物を書き出し、『なぜ』それが欲しいのか、理由を書き出すワークを行うことは、自分の価値観を見直す良いきっかけになると思います。
なぜ高級品を持ちたいと思うのかよく考えてみると、その物を持つことによって人から褒められい、モテたいといった欲求があります。
物欲のほとんどはコミュニケーションの欲求から生じているのです。
さらになぜ褒められたいのか?なぜモテたいのか?と考えていくと・・・より根本的な自分の欲求が見つかることがあります。
人生は短いです。やりたいことを全てやる時間はなく、どうでもいいことにかかずらわっている時間もありません。
やりたいこと、やるべきことを書き出して、人生全体を通じた優先順位をつけてみると、今やっていることや悩んでいることが意外とどうでもいいことだと気づくことがあります。
自分が本当に欲しいものはなんのか?本当にやりたいことはなんなのか?
他人の欲求ではなく、自分の欲求を見つけましょう。
6. 初心を忘れない
人間の脳は刺激に慣れる性質があります。年をとるにつれ感動することが減っていくのは、脳の機能そのものはそれほど変わらなくても、刺激そのものに慣れてしまうからです。
昔を思い返してみれば、今当たり前に感じていることが全く当たり前ではなく、意外とすごいことをやっている、ということに気づくと思います。
初心を忘れなければ、毎日を新鮮な驚きと感動をもって過ごすことができます。
お子さんがいる人は自分の子どもから学べることもたくさんあるはずです。
7. 旅をする
人間は環境に適応する生き物です。同じ環境にいれば、自動的に環境に適応し、脳の一部分だけを使うようになり、自分の一部分だけを見て自分だと思うようになり、人生の一部分だけを見て自分の人生を判断するようになります。
同じ環境にいながら自分自身を客観的に見つめることは困難です。逆に環境を変えることで、自動的に自分自身を見つめ直すことができます。環境を変えてみる、一番手っ取り早い手段が旅行です。
たった数日海外に行っただけで、長年の悩みが消えてしまう人もいます。私の母親がそうだったので、本当にそうです(笑)
状況は変わらなくても、考え方ひとつで人生は変わるのです。自分の人生はこれでいいのか?と思っている人ほど、無理をしてでも旅行をする価値があると思います。
8. 語学を学ぶ
個人的な話でいえば、私が今までの人生で身につけたスキルの中で、最も『人生の成功』に役立ちそうなものは『英語』です。
ビジネスで役立つとか、そういうことがあってもなくても、特に英語がある程度使えるのと使えないのでは、得られる体験の選択肢が全く違ってきます。
例えば旅行先で、言葉が通じるからこそ、現地の友人の生活や考え方をちゃんと学ぶことができます。
『人生の中で最高の瞬間』と思える体験は、すべて英語が使えるようになった後に経験しました。
ボディランゲージでどうにかなる、というのはおそらく嘘です。
普段の友人や家族との会話をボディランゲージだけで行うことを想像してみてください。どうにか生活はできても、愛情も、感謝も、何一つ十分に伝えられないはずです。
私たちは言語で思考するので、たとえ、外国人と会話をしなくても、新しい言語を学ぶことが自体が、新しい思考回路を作り、脳を元気にさせる効果があると言われています。
脳のアンチエイジングにも語学学習は最適なのです。
9. いくらかのお金
『What you need in your life is courage, imagination and some money』
(人生に必要なのは、勇気と想像力、それといくらかのお金だ)
そうチャップリンは言いました。
なんとなく正しそうなのですが、果たして『いくらかのお金』とは実際にはいくらなのか?
シンプルに考えてみました。
死ぬ瞬間に『もっとお金が欲しい』と言う人はあまりいませんが、『もっとお金があれば』と言って死んでいく人はたくさんいます。
つまり『もっとお金があれば○○』ということですね。
『○○』ができるだけのお金=少しのお金
ということになるのではないでしょうか。
『○○』の中身によって、『少しのお金』は100万円かもしれないし、100億円かもしれません。
1.『○○』に当てはまるものを入れる。
2.金額を計算する
ここで出した答えが、人生に必要な『少しのお金』ということですね。
10. 健康でいること
すごくお金持ちでも、不健康で、体中が痛くて、色んな病気を抱えていたら、、、幸せでしょうか?
考えれば考えるほど、健康というのは、少なくともお金以上には価値があるものです。
お金を求める人は多いですが、お金と同じように健康を求める人はそこまで多くありません。
お金があれば幸せとは限らないのと同じで、健康であれば幸せなわけではありませんが、少なくともお金以上に大切な『資産』と考えて、積極的に健康であるための努力をするべきだと思っています。
11. 成長する
種から芽が出て、つぼみから花が咲く、、植物が成長していく姿を想像するだけで不思議と幸せな気分になります。
ところが、花が落ち、葉が落ち、植物が枯れていく姿を見ると不思議と悲しい気分になってしまいます。
おそらく生物的な本能によってそう感じるのだと思います。
幸いなことに、私たちは死ぬ瞬間まで、自分が望みさえすれば成長を続けることができます。
日本語で『成功』というと何かを成し遂げるイメージですが、英語で『success』というと、一時的な状態ではなく、先に進み続けるイメージとなります。
成長を続けることが生物としての成功の条件だと思います。
12. 人の記憶に残る
『僕がこの世から消えても、僕のことを忘れないでいてほしい。そうすればあなたの心の中でずっと一緒にいられる』
タイトルは忘れましたが、昔見た映画のセリフです。
私たちは、人の記憶に残ることで、擬似的に『永遠の命』を手にすることができると言われます。
また、『永遠』という概念を想像できるのは人間だけだと言われています。チンパンジーなど高い知能を持つ動物は、『1つ2つ』という数は数えられても『永遠』の意味が理解できないのです。
世の中で成功者と言われ、全てを手に入れたと思われる人達でも、最後まで消えない欲求が『名声』への欲求だと言われますが、それだけ私たちは『人の記憶に残る』ということを望むのです。
成長することが生物としての根源的な欲望だとすれば、記憶されることは人間としての根源的な欲望かもしれません。
もちろん、人の記憶に残るために、名声を手にする必要なんてありません。ただ身近な人に対して『何をしたら記憶に残るのか?』『どのように記憶に残りたいのか?』を考えて行動することで、人生の成功に近づくことができると思います。
まとめ
色々な文献を調べて私なりに『人生の成功』について考えてみて、つまるところ、人生の成功の基準は『信じること』だと思いました。
例えば、ある宗教を心から信じている人にとって、『人生の成功』はその宗教の教えを守ることでしょう。ここに上げたものを何一つ持たなかったとしても、その人にとって教義を守り通すことが完璧な人生ということになるのでしょう。
つまり人生の成功とは『人生をかけて信じることをやり遂げる』ことだと思います。
その意味で、ここであげたものは、私が『信じているもの』です。少しでもあなたが『信じるもの』を見つける参考になれば幸いです^^